Discourse Guidesの概要

「言語学を分かりやすく解説してくれるサイトってないんだ…」

僕がはじめて言語学を専門的に学ぼうとした際に思ったことです。

当時、僕は言語学の中でも応用言語学や社会言語学の範疇に入る批判的談話研究(Critical Discourse Studies:CDS)を一つの専門領域として学ぼうとしていました。しかし、大学ではCDSを専門的に学ぶ授業も先生もいませんでした。独学で学ぶしかなかったのです。

「ないならこれから学ぶ人のために作ってやろう!」

そして誕生したのが『Discourse Guides』です。

主に勢いで作ってしまい今に至りますが、若さゆえにできる大胆な行動だったと思います…

『Discourse Guides』の概要

Discourse Guidesを運営する目的は大きく2つあります。

  1. CDSが目指す研究内容の発信による情報リテラシーの向上と自分自身の研究が批判の目にさらされるため
  2. 学びのアウトプットの場として活用し、これから学ぶ者の足がかりとなること

まだ言語学に触れたことのない一般の方から、これから言語学を学ぶ学生に向けて「ことば」にまつわるさまざまな事柄を紹介しています。当然、僕がレベルアップしていくにつれて、どんどんと専門知識も解説していきます。

僕の専門は談話・言説分析やそれらに関連する言語学、社会学、メディア論になります。そのため、知識の浅い分野も当然あります。出来る限り正確な情報発信を心がけますが、もし分かりにくい・間違っている等、至らない点がございましたらご指摘して頂けると幸いです。

今後の方針

CDSは言語学はもちろんのこと、哲学にはじまり、社会学・人類学・心理学・歴史学といったさまざまな領域とも関連する学際研究分野です。

研究と比較的大きく関連する「社会学」「メディア論」に関するガイド記事をひとまず執筆中ですが、今後、哲学・人類学・政治学も徐々に書けたらと思っています。

最後に

CDSは日本語での解説がまだまだ少ないですが、「批判」や「ディスコース」を考え、議論する上で非常に重要な視点を持った学問だと思います。

ネット上では、日常的に、炎上や口論が起こっていますが、そうした争いを議論へとしていくためにはお互いの前提となる価値観などを共有していかなければなりません。

また、普段、自分が用いる言葉づかいの中でどのような価値観に染まってしまっているかはなかなか気づきにくいものです。

言葉の分析を通した「批判」を考えることで、外と内、つまり他者と自分に対してより俯瞰的な視点を持てるのではないでしょうか?

批判と非難を対比して浮かび上がる対話を前提とした広義の批判

「ことば」の些細な、それでいて重要な違いを通して、より開けた視座が持てる一助になれたら幸いです。

それでは、よろしくお願いいたします。