Share StudyとDiscourse Guides―成長するために必要なこと

前回の「研究雑記」

Share StudyとDiscourse Guides

『入門学術メディア Share Study』なる、知的好奇心旺盛な高校生や大学1・2年生向けを対象とした学術メディアを立ち上げて早1年が経った。実はその裏でほぼ同時立ち上げたのが『Discourse Guides』だった。

Share Studyを開設したのは表の目的としては、「学問を学ぶ人がもっといろんな人が気軽に学びの発信をできる場」を目指すというものだったが、裏の目的としては自分自身が人生のテーマとして掲げている「教養を問う」ということを体現するためであるし、さらには2015年に起きた文科省の通知から端を発した「文系学部廃止論争」に対する批判的分析の延長線上にある実践としてというものもある。

まだ上記の2記事しか書いていないが実はけっこー調べも進んでいるので今年度中にはきちんとまとめる予定だ。

Discourse Guidesを立ち上げた理由

では、Discourse Guidesをなぜ立ち上げたのかというのは一番始めの記事である『Discourse Guidesを開設するにあたってCDSの紹介とサイトを開設した理由』で以下のようにまとめてある。

  1. CDSの日本語の解説はまだまだ少なくもっとあったらいいのになと思ったこと。
  2. 学際的な研究が必要だとされているが、そうした幅広い知識を研究に活かしていけるようにするにはウェブメディアがあると便利なこと
  3. 社会的な不平等を取り除くことを目標とするなら積極的な情報発信が大切になること。
  4. 個人ブログだとごちゃごちゃになるので専門的に分けたかったこと。

実はここにもう一つ理由があって、自分自身の学びのアウトプットする場としても活用しようと思ってのことだった。

ちなみに『Discourse Guides』では、CDSだけではなくその他の関連する分野も積極的に取り上げていければなと思い、大きく「Discourse」とタイトルに取りました。そして、タイトルのヒントは一つの目標としている『Philosophy Guides』さんから得ました。

と書いたように哲学ブログである『Philosophy Guides』を参考にしたわけだが、このブログを運営している方は兄弟子に当たる教育哲学者の苫野一徳先生が書いている『苫野一徳ブログ(哲学・教育学名著紹介・解説)』を参考に立ち上げたそうで。

先日、苫野先生にお会いした際にお話していたらふとそんな話が出てきて、ということは僕が3番目の弟子?に当たることが判明した!

なんとも奇妙なつながりではあるが、こういうこともあるのだろう。

参考

【哲学・教育学】苫野一徳さん講演『哲学的思考とは何か?』に参加したので概要と感想TIRU LABO

 おわりに―成長するために必要なこと

批判的に分析をできても、それをなるべく多くの人に届けるためにはどうしたら良いのかという問題意識のもと、立ち上げたのがShare StudyとDiscourse Guidesだ。

正直、こうした情報発信をすることはまた自分自身も批判されるリスクが高くなるし、なによりも誤った情報をある種「権威」をかざして流してしまうことはよろしくない。だからこそ、CDSを掲げる相互的な批判をよくよく受け止めないといけないと改めて感じている。

しかし同時に一方で思うのが、やはり今の「若さ」だからこそできることだとも最近はよく思うようになった。思い切ったことをするにはいつもリスクを伴った勇気が必要だ。けれど、蛮勇ではいけない。

参考

「若い」からこそできるサイエンスコミュニケーション―九州大学次世代型大学教育開発センター特任助教小林良彦さんへのインタビュー入門学術メディア Share Study

そうしたことを胸に刻みながら一歩ずつ進みたい。実際、圧倒的なアウトプットをすることによってまたインプットも創発されて、かつ対話や批判のしあいが加速し、また成長することができるという話を苫野先生ともしてした。

そして、10月に入ってからひょんなことからCDSの研究者グループに招待してもらい、日々そうした相互的なやり取りを目にする機会が増えていった。まだまだ学び、成長する余地がある。そのためには書くこと、学ぶことをし続ける。それでいて、驕らず、今の現状を認識し、かつ理想を哲学的思考である原理の探求から描き出す。

自分なりに仮説は立ってきた。次はそれを形にするための努力が必要だ。精進していきたい。

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